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大阪の企業法務弁護士 長谷川洋平です。
ブルームバーグによると,「米高級食料品店チェーンのディーン・アンド・デルーカは3月31日,連邦破産法11条に基づく会社更生手続をニューヨークの連邦破産裁判所に申請した。」とのことです。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-04-01/Q830Z5T1UM0W01
ディーン・アンド・デルーカって,日本でもみなさんよくバッグを持ってますよね(日本は別法人のようですが)。
驚きました。
アメリカの連邦破産法11条というのは,いわゆるチャプターイレブンと言われているもので,事業が停滞状態に陥った企業が,リストラ・事業再編や事業譲渡を円滑に進めるため利用される企業再建手続です。
日本では,民事再生法が相当します。
日本でも,ゴールデンウィーク明けあたりから,この手のニュースが飛び交うのではないかと思います。
さて,倒産しない会社の条件とは何でしょうか。
資金繰り,経費削減ができれば倒産しないでしょうか。
資金繰りが直接の原因ではありますが,稼ぐ力がなければ,融資を受けても焼け石に水です。
経費削減も大事ですが,中小企業では抜本的な対策にはならないでしょう。
私は,逆に,しっかりとお金を使うことだと思います。
社員教育や研究開発,設備投資といった,稼ぐ力に直結するところに,です。
御社の強みに,です。
今こそ投資だとワクワクして毎日過ごしている経営者が,次の時代を席巻していくのだと思います。
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